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サイズ選びについて


靴というのは、「デザインごとに履いた感じが変わる」ものです。
同じ形(同じ木型)の靴であっても、カッティングが違うだけでも履いた感じが変わります。

正直、足にピッタリの靴に出会うのは至難の業です。
良い靴との出会うこともさることながら、季節や時間帯、その日の健康状態で足の状態も変わります。
朝足がむくんで大きくなる人もいれば、夕方むくむ人もいます。

靴選びはとても大変です。
でも、迷った時は「足」に聞いて下さい。
「足」はとても敏感で、正直な部位です。
靴を履いて「足」に聞いてみれば、その靴が履ける靴かどうか、許容範囲の中にあるのか教えてくれます。

このページでの話が、許容範囲の中に入る靴を見つける参考になれば、私たちも嬉しい限りです。

 

1 幅と捨て寸
赤い線が引いてある場所が、それぞれの靴でもっとも幅が広い場所になります。
靴の形(木型)によって、もっとも幅が広い場所が違うことが良くお分かり頂けると思います。
 
同じ大きさの足形を、それぞれの靴の上に重ねてみました。
足が入っていないつま先の部分を「捨て寸」と呼びます。
靴の形(木型)によって、「捨て寸」が変わるのがお分かり頂けると思います。
先がとがっている靴はきつい、先が丸い靴はラク、と言うわけではありません。

「親指の付け根部分(一般的には一番足の幅が広い)が、
その靴のもっとも幅が広い場所で止まっている」(所定の位置で足が止まっている)状態で、
靴の中で足の指が動くぐらいのゆとりがあるのが望ましいと言えます。

余談ですが、買った時はピッタリだったけど最近きつく感じる、と言う場合、
体重が増えたりむくむようになったわけでなければ、
「革が伸びて緩くなったためきつくなった」と言うことが考えられます。
所定の位置よりもつま先に近い位置、つまり、幅の狭い場所で足が止まっているケースです。
その場合、試しに靴の前半分に折り畳んだティッシュを何枚か入れてみて下さい。
枚数を増やす程にきつくなれば幅が狭いと言うことになりますが、
痛みが薄れるようであれば、緩くなったと言うことです。
販売店に相談するか、補正器具をお求めになるとよろしいでしょう。     

 

2 カカトとくり
靴の履き口のことを「くり」または「トップライン」と呼びます。
「くり」の部分にしわが寄る、ゆがむ、足に食い込むなどしている場合は、
足に合っていない可能性が高くなります。
「くり」がほぼ隙間なく足に添った状態が望ましい状態です。

また、ヒールに体重がまっすぐ下りているかご確認下さい。
ゆるみがある場合、またはヒールの形状と姿勢によっては、重心点がずれることがあります。

一般的な革靴には、つま先とかかとに靴の形を維持するために必要な「芯」が入っています。
そのため、つま先を指で押したり、靴べらを使わず脱ぎはぎをすると、
その「芯」が崩れることがあります。
「芯」が崩れると履き心地が悪くなる、または履けなくなることがありますので、
なるべく靴べらを使うなどお心がけ下さい。

 

3 土踏まず
土踏まずに多少のゆとり(隙間)を持たせて下さい。
足はアーチ状になっており、歩く度にたわむ構造になっています。
もし、土踏まず部分にゆとりがないと、土踏まずが圧迫され歩きにくい状態になります。
この「圧迫された状態」を足が「呼吸出来ない」とする考えもあります。
足が「呼吸出来る」状態でお選び頂くとよろしいでしょう。